「長時間座っていると腰が痛くなる」
「長時間歩くと足が張ってきて止まりたくなる」
「会議が続いた日は決まって首肩が重くなる」
このような不調を、ストレッチや整体で対処しているのに繰り返している方は多いのではないでしょうか。
こんにちは。
STRUCT Conditioning 代表の狩野(かりの)です。
大阪・梅田/本町/心斎橋でパーソナルトレーニングを軸としたトータルコンディショニングサービスを提供しています。
アスレティックトレーナー(JSPO-AT)×鍼灸師として、「長時間〇〇するとどこかが痛くなる」「対処しても繰り返す」といった慢性的な不調を抱える30〜50代の方を中心に指導しています。
長時間の動作で痛みが出る方を診ていて感じるのは、原因は「その動作そのもの」ではなく、もっと手前にあるということです。そして、原因が見えていないまま対処を繰り返している方が非常に多い。
この記事では、長時間〇〇すると体が痛くなる本当の理由と、根本から解決するための2つのアプローチをお伝えします。読み終わるころには、ストレッチや整体だけでは戻る理由と、その先に何をすべきかが見えてくるはずです。
長時間の動作で痛みが出るのは、その動作が限界を超えているからではありません。体全体に溜まった"総ストレス"が、許容量を超えて溢れているサインです。
私たちが現場でよく使うのが、「コップの水」というたとえです。
体には、ストレスを受け止めるコップがあります。姿勢の崩れ、睡眠不足、人間関係の緊張、気温や湿度の変化、デスクワーク、スマホの光——あらゆるものがコップに少しずつ水を入れていきます。
そして、コップから水が溢れたとき、それが痛みや不調として現れます。
「長時間座ると腰が痛い」というのも、座る時間そのものが限界量を超えているケースは実は少なく、もともとコップに水がかなり溜まっていて、座る時間が最後の一押しになって溢れた、と捉えるほうが実態に近い。
だからこそ、痛みが出ている部分をストレッチでほぐすだけでは戻ります。コップ全体の水量に介入しないと、また同じ場所から溢れるからです。
コップに入る水を整理する第一歩は、ストレスを「体の内側から来るもの」と「外側から受けるもの」の2つに分けることです。
内側のストレスは、自分の体の状態そのものが生んでいる負荷です。
代表的なのが、姿勢や動作のクセです。たとえば、骨盤が後ろに倒れた状態で歩いていると、一歩ごとに腰や膝に余計な負担がかかります。一歩は小さくても、何千歩も積み重なれば、確実にコップの水を増やしていきます。長時間歩いた後に出る腰痛や膝の痛みは、ここから生まれているケースがほとんどです。
呼吸の浅さも内側のストレスです。呼吸が浅い人は、首肩の筋肉を補助的に使って息をするため、座っているだけでも首と肩は緊張し続けます。「何もしていないのに肩がこる」という方は、この内側ストレスが大きい可能性があります。
外側のストレスは、自分の体の外から受ける刺激や負荷です。
人間関係の緊張、気温や湿度の変化、騒音、スマホやPCの光刺激、長時間のオンライン会議——これらはすべて神経系に影響し、自律神経のバランスを揺らします。
「梅雨の時期に体が重くなる」「忙しい週は決まって不調が出る」といった経験は、外側のストレスとコップが直結している証拠です。
ここからが解決の話です。最初のアプローチは、コップに入る水そのものを減らすこと。
内側のストレスを減らすうえで最も効果が大きいのは、体の使い方を変えることです。
同じ動作をしていても、姿勢・呼吸・関節の使い方が変わると、体にかかる負担は大幅に減ります。歩く、座る、立ち上がるといった日常動作の質が上がるだけで、コップへの水の入り方が劇的に変わります。これは運動指導の専門家による評価とエクササイズによって、計画的に変えていく領域です。
そしてもう一つ、見落とされがちなのが「自分を取り巻く環境」の調整です。
足に合った靴を選ぶ
カバンの中身を減らして軽くする
椅子や机の高さを体格に合わせる
寝具を見直す
こうした小さな積み重ねが、内側のストレスを地道に減らしていきます。STRUCTでトレーニング指導だけでなく日常まわりまでご提案しているのは、コップに入る水を減らすには、運動と環境の両輪が必要だからです。
外側のストレスへの対策で、最初にやるべきことが1つあります。
自分にとって何が引き金になっているのかを特定することです。
原因がわからないまま「最近不調だな」で止まっていると、何をどう変えればいいかが見えません。気温なのか、人間関係なのか、寝不足なのか、画面を見ている時間なのか。日々の不調と環境要因のセットを観察して、自分の引き金を言語化していく。これがスタートです。
引き金が見えてくれば、具体的な対策は打てます。気候に合わせた装い、騒音から距離を取る環境設計、就寝前のスクリーンタイムを減らす、通知を切る時間を作る。ここは打ち手が多い領域です。
そして実は、外側のストレスへの抵抗力そのものも、運動指導や生活習慣の改善によって育てることができます。これは次のアプローチに繋がる話です。
もう一つの方向性は、コップ自体を大きくしてしまうことです。
同じ量の水が入っても、コップが大きくなっていれば溢れません。これは、体のレジリエンスを高めるという話です。
レジリエンス(Resilience)とは、困難や強いストレスに直面したときに、それに適応してしなやかに立ち直る回復力・復元力のことを指します。
体のレジリエンスが高まると、同じストレスが加わっても体が吸収できる幅が広がり、少しのことでは溢れなくなります。
体のレジリエンスは、次のような領域から積み上がります。
体の機能改善(呼吸・姿勢・可動域・動作パターン)
体力・筋力の向上
食事の質を上げる
睡眠の量と質を整える
生活習慣全体を底上げする
実は、パーソナルトレーニング、食事指導、生活習慣指導といった健康改善サービスは、突き詰めればすべてここに向かっています。「鍛える」「整える」「食を見直す」は別物に見えて、行き着く先は同じ。コップを大きくするということです。
ここまで読んでくださってお気づきかもしれませんが、長時間〇〇すると痛くなるという問題は、運動指導だけでも、施術だけでも、食事指導だけでも、解決しきれません。
体は複雑で、すべての要素が相互に影響しているからです。睡眠が乱れていれば、どれだけ良いトレーニングをしても回復が追いつきません。食事が偏っていれば、体は十分に機能できません。仕事や生活のストレスが常に高ければ、整えた姿勢も数日でまた崩れていきます。
STRUCT Conditioningでは、パーソナルトレーニングを軸に、施術(鍼灸・徒手療法)・食事指導・生活習慣指導までを一気通貫で提供しています。「総ストレスを減らす」と「コップを大きくする」の両方を、同じトレーナーが評価しながら同時に進めていける。これが、対症療法を繰り返す状態から抜け出すために必要だと考えているからです。
体の見方の詳細(複雑系として体を捉えるという考え方)は、noteで詳しく書いています。
→ あちこちの不調、実は全部「同じ原因」かもしれない|note
実際にSTRUCTに来てくださった方の例をご紹介します。
職業はIT企業の管理職、デスクワーク中心の40代男性です。「夕方になると毎日のように腰が重くなる」「土日に整体に通っているが、火曜日には戻っている」という状態が、もう2年以上続いていました。
評価をしてみると、姿勢の崩れ(骨盤前傾と胸椎の硬さ)と呼吸の浅さによる内側のストレスが大きく、加えて慢性的な睡眠不足と毎日のオンライン会議による外側のストレスも重なっており、コップから水が常時溢れている状態でした。
介入は2方向で組み立てました。
減らす方向:呼吸と骨盤のコレクティブエクササイズ、椅子と机の調整、移動時のカバンの軽量化
大きくする方向:週1回のトレーニング、就寝1時間前のスマホオフ、たんぱく質摂取の見直し
1ヶ月経った頃に「夕方の腰の重さが半分くらいになった」、3ヶ月後には「整体に通わなくても1週間問題なく過ごせる」という変化が出ました。
腰そのものを治したわけではありません。コップに入る水を減らし、コップを少しずつ大きくしていった結果、腰から溢れなくなったというだけの話です。
長時間〇〇すると体が痛くなるのは、その動作そのものが原因ではなく、体全体の総ストレスがコップから溢れているサインです。
だからこそ、痛みの場所だけにアプローチするストレッチや整体だけでは戻ります。コップ全体の水量に手を入れる必要があります。
根本改善のアプローチは2つ。
総ストレスを減らす(体の使い方を整える・環境を見直す・自分の引き金を特定する)
コップを大きくする(運動・食事・睡眠・生活習慣で体のレジリエンスを高める)
片方だけでも変化は出ますが、両方に同時に手を入れていけるとコップの状態は大きく変わります。
「ストレッチしても整体に通っても繰り返す」と感じている方は、痛みが出ている場所ではなく、コップ全体の状態を一度評価してみてください。本当の解決の入り口は、そこにあります。
自分のコップに何の水が溜まっているのか、どこから手をつければいいのかを整理したい方は、ぜひ一度ご相談ください。
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現在地を明確にして、ゴールまでの道のりを一緒に考えましょう。
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狩野 宏多|Kota Karino
STRUCT Conditioning代表トレーナー
鍼灸師 / 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー / NASM-PES
トレーニング・徒手療法・食事や睡眠など生活習慣指導を包括的に組み合わせたアプローチで、お客様の不調を改善するコンディショニングの専門家。慢性的な痛みや、疲れやすい、体力がないといったお悩みを解消しQOL(生活の質)を向上させます。
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この記事を書いた人
狩野 宏多|Kota Karino
STRUCT Conditioning代表トレーナー
鍼灸師 / 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー / NASM-PES
トレーニング・徒手療法・食事や睡眠など生活習慣指導を包括的に組み合わせたアプローチで、お客様の不調を改善するコンディショニングの専門家。慢性的な痛みや、疲れやすい、体力がないといったお悩みを解消しQOL(生活の質)を向上させます。
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