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姿勢改善
慢性疲労
姿勢が崩れるとなぜ疲れやすくなるのか
公開日時
2026/2/6 07:59
更新日時
2026/2/6 07:59
「姿勢が悪いと疲れやすいって聞くけど、本当なの?」
「デスクワークで猫背になってる自覚はあるけど、それが疲労の原因だとは思えない...」
実は、姿勢と疲労には医学的に明確なつながりがあります。
そしてそのカギを握っているのが、呼吸です。
姿勢が崩れると呼吸が浅くなり、呼吸が浅くなると身体が常に緊張状態になる。この悪循環が、あなたの慢性疲労を生み出しているんです。
逆に言えば、姿勢と呼吸を整えることで、夕方まで集中力が続く身体、休日を回復に使わない生活が手に入ります。
この記事では、大阪・本町エリアでパーソナルトレーニング&コンディショニングを提供するSTRUCT Conditioningが、姿勢と疲労と呼吸の深い関係を医学的視点から解説します。
結論から言えば、本当です。
姿勢が悪いと疲れやすくなるのには、いくつかの医学的な理由があります。
姿勢が崩れると、本来なら全身で分散して支えるべき体重を、一部の筋肉だけで支えることになります。例えば猫背の場合、首や肩、背中の上部に過度な負担が集中し、常に筋肉が緊張状態になります。
座っているだけ、立っているだけで疲れてしまうのは、この「局所的な過負荷」が原因です。[1][2][3]
姿勢が崩れると、胸郭(肋骨で囲まれた空間)が圧迫され、横隔膜が十分に動けなくなります。その結果、呼吸が浅くなり、全身への酸素供給が低下します。
酸素不足の身体は、エネルギー産生効率が落ち、疲れやすくなります。[4][5][6]
呼吸が浅いと、身体は常に「緊張モード(交感神経優位)」になります。これは「リラックスモード(副交感神経優位)」に切り替わらない状態で、休んでいても休めていない状態です。
睡眠の質も落ち、疲労が蓄積していきます。[7][8][9]
つまり、姿勢が悪いことで身体が「悪循環」から抜け出せず、疲労が慢性化していくのです。
ここで決定的に重要なのが、姿勢と呼吸の相互関係です。
呼吸は、横隔膜という筋肉が上下に動くことで行われます。息を吸うと横隔膜が下がり、肺が広がる。息を吐くと横隔膜が上がり、肺が縮む。この繰り返しが呼吸です。
ところが、猫背や巻き肩などの不良姿勢では、横隔膜が十分に動けないんです。
猫背になると、胸郭が前に倒れ、肋骨同士の間隔が狭くなります。すると横隔膜が下に動くスペースが制限され、深い呼吸ができなくなります。
横隔膜が使えないと、代わりに首や肩の筋肉(斜角筋、胸鎖乳突筋など)を使って呼吸しようとします。これを「補助呼吸筋による呼吸」と言います。
本来、これらの筋肉は呼吸の「補助」であって、メインで使うものではありません。でも姿勢が崩れていると、常に補助呼吸筋を使い続けることになり、首や肩が慢性的に緊張します。
だから、猫背の人は肩こりや首こりに悩まされやすいんです。
ここで厄介なのが、呼吸が浅いと姿勢もさらに崩れるという悪循環です。
呼吸が浅いと、身体は「酸素を取り込もう」として前かがみになります。顎が前に出て、肩が上がり、背中が丸まる、典型的な猫背の完成です。
つまり、姿勢が崩れると呼吸が浅くなり、呼吸が浅くなるとさらに姿勢が崩れる。この負のスパイラルが、慢性疲労を生み出しています。
もう少し深く、横隔膜と疲労の関係を見てみましょう。
横隔膜は、単なる「呼吸のための筋肉」ではありません。実は、姿勢を保つための体幹の安定性にも関わっているんです。
体幹は、横隔膜、腹横筋、多裂筋、骨盤底筋という4つの筋肉で構成される「インナーユニット」で安定性を保っています。
この4つがバランスよく働くことで、背骨や骨盤が安定し、効率的に身体を動かすことができます。

ところが、横隔膜が使えないと、このインナーユニットが機能しません。
すると、身体を支えるために表層の筋肉(アウターマッスル)だけで頑張ることになり、無駄なエネルギーを消費します。これが疲労感につながります。
呼吸が浅いと、当然ながら酸素の供給量が減ります。
酸素が不足すると、脳の働きが鈍り、集中力が低下します。午後になると頭がぼんやりしてくるのは、酸素不足が原因の一つです。
また、筋肉も酸素を使ってエネルギーを作り出しているので、酸素が足りないと筋肉が疲れやすくなります。階段を上るだけで息が切れる、少し歩いただけで疲れる——そんな症状も、呼吸の浅さが関係しています。
大阪・本町エリアで働くビジネスパーソンの多くが、長時間のデスクワークに従事しています。
デスクワークは、姿勢と呼吸にとって最悪の環境です。
座っている時間が長いと、骨盤が後傾(後ろに倒れる)し、背中が丸まります。この姿勢では、横隔膜が圧迫され、呼吸がどんどん浅くなっていきます。
しかも、PCやスマホを見る時は顔が前に出るため、首や肩の筋肉がさらに緊張します。
座り続けていると、肋骨の動きも固定化されます。肋骨が動かないと、深い呼吸をするための可動域が失われ、浅い呼吸がデフォルトになってしまいます。
つまり、デスクワークを続けることで「浅い呼吸しかできない身体」が出来上がってしまうんです。
ここまで読んでいただいた方は、もうお分かりかもしれません。
疲れやすさを根本から改善するには、姿勢を整えるだけでも、呼吸法を学ぶだけでも不十分です。
この二つを同時に改善し、身体を「疲れにくい状態」に作り変えていく必要があります。
大阪・本町エリアを拠点とするSTRUCT Conditioningでは、次のようなステップで姿勢と呼吸を根本から改善していきます。
STRUCT Conditioningでは、初回80分をかけて骨格・呼吸・姿勢・動作の観点から身体を評価します。
猫背の原因が実は足首の硬さにあったり、呼吸の浅さが股関節の可動域不足から来ていたり身体は全体でつながっているので、見えている問題と本当の原因は違うことが多いんです。
姿勢改善の第一歩は、呼吸を変えることです。
横隔膜がしっかり使えるようになると、肋骨の可動域が広がり、首や肩の無駄な力が抜けます。これだけで、猫背が自然と改善していくことも多くあります。
STRUCTでは、横隔膜の使い方を感覚的に理解できるエクササイズから始めます。例えば
——
- 仰向けで膝を立てた状態での腹式呼吸
- 肋骨の動きを意識した呼吸
- 四つ這い姿勢での呼吸トレーニング
こうしたエクササイズを通じて、「呼吸で身体が変わる」実感を得ていただきます。
呼吸を改善するだけで、肩こりが楽になった、集中力が上がった、睡眠の質が良くなった——そんな声をたくさんいただいています。
呼吸が改善したら、次は姿勢を支えるための体幹と筋力を構築します。
ここで重要なのが、単なる筋トレではなく、感覚入力を伴った運動です。
例えば、呼吸を意識しながら行うプランク、肋骨の動きを感じながら行うスクワット、足裏の感覚を研ぎ澄ましながら行うバランスエクササイズなど。
こうした運動によって、脳が「この姿勢が正しい」と認識し始めると、意識しなくても良い姿勢が保てるようになっていきます。
最後に、日常生活での動作を改善します。
座り方、立ち方、歩き方——こうした何気ない動作の質が上がると、身体への負担が劇的に減ります。デスクワークの時間が長くても、疲れにくい姿勢が自然と身につきます。
ここまで来ると、「姿勢を意識する」のではなく、「無意識で良い姿勢が保てる」ようになります。
STRUCT Conditioningのトレーナーは、鍼灸師(国家資格)と日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の資格を保有しています。
つまり、姿勢の評価から呼吸の改善、動作パターンの最適化まで、医学的根拠に基づいて一貫してサポートできるということです。
整体で姿勢を整えても、ヨガで呼吸を学んでも、それぞれが単発では戻りやすい。でも「整える」と「鍛える」を同じ専門家が担当することで、戻らない身体を作ることができます。

ここで、実際に渋谷のパーソナルジム時代に担当したお客様の例をご紹介します。
40代の女性で、長年の慢性疲労と肩こりに悩んでいました。「週末は寝て過ごしてしまう」「月曜の朝からもう疲れている」という状態で、仕事のパフォーマンスも落ちていました。
最初の身体評価で分かったのは——
- 呼吸が非常に浅く、常に首の筋肉で呼吸していた
- 骨盤が後傾し、背中が丸まっていた
- 肋骨の可動域が極端に狭く、横隔膜がほとんど動いていなかった
つまり、疲労の原因は「体力不足」ではなく、呼吸と姿勢の機能不全でした。
そこで、まず呼吸のトレーニングから始めました。横隔膜を使った呼吸ができるようになると、わずか2週間で「肩が楽になった」「夕方の疲労感が減った」とおっしゃっていました。
次に、姿勢を支えるための体幹トレーニングと、日常動作の改善を進めました。座り方、立ち方を変えるだけで、「デスクワークでも疲れにくくなった」と実感されていました。
3ヶ月後、その方は「週末を寝て過ごすことがなくなった」「仕事の集中力が明らかに上がった」「休日にやりたいことができるようになった」と話してくださいました。
姿勢と呼吸を整えることで、人生の可処分時間が増える——それが本質的な身体改善の力です。
「整体で姿勢を整えて、ヨガで呼吸を学んで、ジムで筋トレして...」
複数の場所を行き来するのは、時間的にも経済的にも負担が大きいですよね。
大阪・梅田・本町・心斎橋エリアで活動するSTRUCTでは、姿勢評価から呼吸改善、体幹強化、動作指導まで、疲労改善に関わる全てを一気通貫でサポートしています。
本町という大阪のビジネス街で働く方にとって通いやすいエリアで、残業後の22時まで営業。仕事と両立しながら無理なく続けられます。
もしあなたが今、慢性的な疲労に悩んでいるなら。
もしくは、姿勢の悪さが仕事の集中力や日常生活の質に影響していると感じているなら。
それは、姿勢と呼吸を根本から変えるタイミングかもしれません。
マッサージや栄養ドリンクでその場をしのぐのではなく、5年後、10年後も疲れにくい身体を今から作っていく。夕方まで集中力が続く身体になる。休日を回復ではなく、やりたいことに使える生活になる。
そんな未来を、一緒に作っていきませんか?
STRUCTでは、いきなり契約をおすすめすることはありません。
まずは無料のカウンセリングで、あなたの疲労や姿勢の悩みをじっくり聞かせてください。
「なぜ疲れやすいのか」「どうすれば根本から改善できるのか」を分かりやすくお伝えします。
その上で「ここなら続けられそう」と思っていただけたら、無料カウンセリングと初回体験(80分8,800円)で実際に身体評価とトレーニングを体験してください。
現在地を明確にして、ゴールまでの道のりを一緒に考えましょう。
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無料カウンセリングって、何するの?と思った方はこちらで内容を紹介しています。
この記事を書いた人

狩野宏多(かりの・こうた)
STRUCT Conditioning 代表
鍼灸師 / 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー / 全米スポーツ医学会公認パフォーマンスエンハンスメントスペシャリスト
大阪・梅田/本町/心斎橋でパーソナルトレーニングを軸としたトータルコンディショニングサービスを提供。「マイナスを0、0をプラスに。」を理念に、痛みの治療から身体機能の最適化まで一貫してサポート。
---
[1]: Zhang, X., et al. (2025). Effects of asymmetric load bench press offset training on muscle activation levels and exercise-induced fatigue in collegiate bodybuilders. Frontiers in Physiology, 16, 1592477. https://doi.org/10.3389/fphys.2025.1592477
[2]: Barbado, D., et al. (2021). Motor strategy during postural control is not muscle fatigue joint-dependent. PLOS ONE, 16(2), e0247395. https://doi.org/10.1371/journal.pone.0247395
[3]: Calvo-Munoz, I., et al. (2024). Fatigue and recovery-related changes in postural and core stability in sedentary employees: a study protocol. BMC Public Health, 25, 27365. https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11703915/
[4]: Koseki, T., et al. (2018). Effect of Different Head-Neck Postures on the Respiratory Function in Healthy Males. Journal of Physical Therapy Science, 30(7), 887-890. https://doi.org/10.1589/jpts.30.887
[5]: Jung, S. I., et al. (2016). Effect of sitting posture on respiratory function while using a smartphone. Journal of Physical Therapy Science, 28(5), 1496-1502. https://doi.org/10.1589/jpts.28.1496
[6]: Physiopedia. (n.d.). The Effect of Posture on the Diaphragm. Retrieved February 6, 2026, from https://www.physio-pedia.com/The_Effect_of_Posture_on_the_Diaphragm
[7]: Russo, M. A., et al. (2017). The physiological effects of slow breathing in the healthy human. Breathe, 13(4), 298-309. https://doi.org/10.1183/20734735.009817
[8]: Laborde, S., et al. (2021). Benefits from one session of deep and slow breathing on vagal tone and anxiety. Scientific Reports, 11, 19389. https://doi.org/10.1038/s41598-021-98736-9
[9]: Zaccaro, A., et al. (2018). How Breath-Control Can Change Your Life: A Systematic Review on Psycho-Physiological Correlates of Slow Breathing. Frontiers in Human Neuroscience, 12, 353. https://doi.org/10.3389/fnhum.2018.00353
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狩野 宏多
STRUCT Conditioning 代表 / トレーナー
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