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Conditioning

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鍼灸師×アスレティックトレーナーの資格を持つパーソナルトレーナーの強み

狩野 宏多|Kota Karino

2026/5/4

鍼灸師×アスレティックトレーナーがパーソナルトレーニングを行う意味

「このトレーナー、鍼灸師とアスレティックトレーナーの資格を持っているらしい。でも、それってトレーニングを受ける自分に何の関係があるの?

もっともな疑問です。資格の名前を並べられても、それがセッションの中身にどう反映されるのかは分かりません。

先に結論をお伝えします。この2つの資格を持つトレーナーの指導は、「運動を教わる」の前に「身体を評価してもらえる」 という点が根本的に違います。メニューを提供する人ではなく、あなたの身体の状態を判断した上で運動を処方する人——例えるなら、薬局と処方箋の違いです。

この記事では、その違いが実際のセッションのどの場面で現れるのかを、資格の解説ではなく受ける側の体験として具体的にお伝えします。

トレーナーの「資格」には、実は大きな幅がある

まず前提の整理です。「資格を持っているトレーナー」と一口に言っても、その中身には大きな幅があります。

区分

代表例

取得までの目安

性質

民間資格(講習型)

各種トレーナー認定資格

数日〜数週間

講習受講で取得できるものも多い

民間資格(試験型)

NSCA-CPT、NESTA-PFT等

数ヶ月〜

試験あり。トレーニング指導の標準知識

アスレティックトレーナー(JSPO-AT)

日本スポーツ協会公認AT

数年

スポーツ医科学の専門課程+検定試験。取得難度が高い

医療系国家資格

鍼灸師(はり師・きゅう師)、柔道整復師、理学療法士等

3年以上

専門教育3年以上+国家試験。身体を医学的に評価する教育を受けている

重要なのは、資格の上下ではなく教育内容の違いです。民間資格の多くは「健康な人にトレーニングを安全に指導する」ための教育。一方、医療系国家資格とATは、「どこかに問題を抱えた身体をどう評価し、どう扱うか」 の教育を数年単位で受けます。

肩こりや腰痛など、何かしらの不調を抱えてパーソナルトレーニングを検討している方にとって、この教育の違いはセッションの中身の違いに直結します。

なお、そもそもパーソナルトレーナーは無資格でも名乗れる職業です。資格の見方そのものについては、別記事で詳しく扱います(公開後リンク設置)。

鍼灸師の知識は、セッションのここで活きる

鍼灸師(はり師・きゅう師)は、3年以上の専門教育と国家試験を経て取得する医療系国家資格です。解剖学・生理学・臨床医学を学び、人の身体に触れて状態を評価する訓練を受けています。

これが、あなたのセッションで具体的にどう現れるか。

① 「揉んでも戻る」不調の、原因の見立てが変わる

鍼灸院に来る方の多くは、マッサージや整体で「その場は楽になるけど戻る」を繰り返してきた方です。鍼灸師はそういう身体を日常的に評価してきているので、つらい場所と原因の場所が違うケースを見慣れています。

セッションでは、あなたが「肩がこる」と言ったとき、肩だけを見ません。胸椎の動き、呼吸の仕方、骨盤の位置——原因の候補を順に評価してから、アプローチする場所を決めます。

② 触れて確かめられる

動きを見るだけでなく、筋肉の緊張の質や関節の動きの硬さを、実際に触れて確認できます。「なんとなく硬い気がする」ではなく、どの組織がどう硬いのかを特定した上でエクササイズを選べるので、遠回りが減ります。

③ 「今日はやめておきましょう」の判断ができる

体調や痛みの状態によっては、運動しない方がいい日があります。医学的な教育を受けているからこそ、運動を止める判断・医療機関を勧める判断ができる。トレーナーが「頑張りましょう」しか言えないのと、「今日はここまでにして、こちらを様子見しましょう」と言えるのとでは、長く付き合ったときの安全性がまったく違います。

なお、STRUCTのセッションは運動指導が中心ですが、体の状態によっては、必要に応じて鍼灸や手技でのアプローチで体を整えることもあります。「整える」と「鍛える」を状況に応じて使い分けられるのも、この資格を持つトレーナーならではです。

アスレティックトレーナー(JSPO-AT)の知識は、ここで活きる

JSPO-AT(日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー)は、スポーツ現場でアスリートの傷害予防・応急処置・リハビリテーションから競技復帰までを担う専門資格です。数年単位の養成課程と検定試験が必要で、国内のトレーナー資格の中でも取得難度が高いことで知られています。

ATの専門領域は、一言でいえば「痛めた状態と全力で動ける状態の、間を埋める」ことです。

① 「痛みがあるから運動禁止」ではなく、「今できる運動」を設計できる

腰が痛い、膝が痛い——そのとき「治るまで安静に」としか言えないのか、「この動きは避けて、代わりにここを鍛えましょう」と言えるのか。ATはまさにこの段階的な運動設計の専門家です。痛みや不調を抱えた方が、悪化させずに前に進むためのルートを引けます。

② ケガをしにくい身体の作り方を知っている

ATの本業は、ケガが起きてからの対応以上に予防です。どういう動きのクセがどういう障害につながるかを知っているので、「今は痛くないけれど、この動き方を続けると数年後に痛める」というリスクの芽を、痛くなる前に摘めます。

③ 再発を防ぐところまで見る

「痛みが消えた=終わり」ではありません。痛みが出た原因の動作パターンが残っていれば、また戻ります。競技復帰まで伴走するATの視点は、日常生活での「再発しない身体づくり」にそのまま応用できます。

2つ合わせると、「医療と運動の間」を埋められる

ここまでを整理すると、こうなります。

大阪のSTRUCT Conditioningが解説する医療と運動の間

多くの方の不調は、この空白地帯にあります。病院では「異常なし」、マッサージでは「その場しのぎ」、ジムでは「不調は自己責任で」。どこも間違っていないのに、あなたの不調だけが宙に浮く構造です。

鍼灸師の「評価して見立てる力」と、ATの「段階的に運動を設計する力」。この2つを1人が持っていると、評価から運動処方までが分断されずにつながります。しかも、この2つの資格の土台の上にトレーニング指導を重ねているので、不調を戻して終わりではありません。STRUCTが掲げているのは 「体のマイナスを0に、0をプラスに」 ——マッサージや整体に通い続けても戻ってしまう不調をゼロに戻すところから、やりたいことができる体を作るプラスの領域までを、一本の線として見ることです。

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なぜこの組み合わせに至ったか

最後に、なぜ私(STRUCT代表・狩野宏多)がこの2つの資格でパーソナルトレーニングをしているのか、経歴と合わせてお伝えします。

出発点は、関西医療大学で鍼灸とスポーツトレーナーの両方を学んだことです。鍼灸師もアスレティックトレーナーも、もともとは 「落ちてしまった体を元に戻す」専門家です。不調や怪我というマイナスを、どう評価し、どうゼロに戻すか。その教育を土台として身につけました。

その後、東京・渋谷のジムで、多忙な経営者やビジネスパーソンの体づくりに携わり、事業の責任者も務めました。ここで向き合ったのは、マイナスを戻す仕事ではなく、基礎体力をつけてパフォーマンスを上げる「プラス」の領域です。そしてこの時期に、ある構造的な問題がはっきり見えました。

体のことで困ったとき、世の中では「マイナスを戻す役割」と「プラスにする役割」が、別々の人に分かれています。痛みをケアする人と、鍛える人は、たいてい別の場所にいる。整体は整体だけ、ジムはトレーニングだけ、病院は診断まで。一つひとつは間違っていないのに、バラバラに分断されているせいで、専門家がそれぞれ別のことを言い、受け取る側は混乱していく。「自分の体なのに、何が正しいのか分からない」——体のことで迷子になっている人を、数え切れないほど見てきました。

私はたまたま、マイナスをゼロに戻す教育(鍼灸・AT)と、ゼロをプラスに上げる現場経験(トレーニング指導)の両方を積んでいました。だったら、そこを分けずに、今いる地点から行きたいところまで一本の線で伴走できる場所を自分で作ればいい。そう考えて、2025年12月、地元・大阪でSTRUCT Conditioningを始めました。

この経歴があなたのセッションにどう関係するか。それは、目の前の症状だけを見るのではなく、あなたがどうなりたいかから逆算して組み立てられる、ということです。実際、お客様から「とにかく今の問題を解決したいと思っていたけれど、自分はこうなりたいんだという理想があることに気づいた」という声をいただくことがあります。痛みを取って終わり、鍛えて終わりではなく、その先のやりたいことができる体まで。それが、2つの資格を持つトレーナーとしての私の仕事です。

この視点での評価を、まず無料カウンセリングで

資格は、それ自体が結果を保証するものではありません。ただ、あなたの身体をどんな目で見るかは、確実に変えます。

その目で見ると自分の身体はどう評価されるのか——一番早いのは、実際に話してみることです。無料カウンセリングは、言ってみればこれからの作戦会議です。いきなりトレーニングは始めません。今の体の状態と、不調がどこから来ているのかの見立てを、一緒に整理するところから。カウンセリングだけで終えていただいてまったく構いません。

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STRUCT Conditioning代表トレーナー
鍼灸師 / 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー / NASM-PES

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