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マッサージしても肩こりが治らない理由

公開日時

2026/2/24 06:55

更新日時

2026/2/24 06:55

【大阪】マッサージしても肩こりが治らない理由|STRUCTが行う根本改善のアプローチ

「マッサージに行くと、その日はすごく楽になる。でも翌日には元に戻っている」

「週1回通っているのに、肩こりが年々ひどくなっている気がする」

「首・肩だけでなく、頭痛まで出るようになってきた」

そんな経験を繰り返していませんか?

こんにちは!

STRUCT Conditioning 代表の狩野(かりの)です。

大阪・梅田/本町/心斎橋でパーソナルトレーニングを軸としたトータルコンディショニングサービスを行っています。

アスレティックトレーナー(JSPO-AT)×鍼灸師として、「整体に通っても治らない」「本質的に身体を改善したい」という30〜50代の方を中心に指導しています。

実は、マッサージに通い続けても肩こりが治らない理由は、大きく3つあります。

1. 肩こりの本当の原因が「肩にない」場合がほとんど

2. 呼吸のエラーが根本にある筋肉の緊張を繰り返し引き起こしている

3. 動作パターンそのものが変わっていないため、身体が同じ状態に戻ってしまう

この記事では、肩こりが治らない仕組みと、当施設で行う根本改善のアプローチについてわかりやすく丁寧に書いていきますので最後までお読みください。

なぜ今まで治らなかったのか

肩こりの本当の原因は「肩にない」

多くの方が陥りがちなのが、こった肩や首の筋肉を直接ほぐすというアプローチです。

確かに施術後は筋肉が緩んで楽になります。しかし「なぜその筋肉が緊張し続けているのか」という根本原因を取り除かなければ、身体は数日のうちに元の状態に戻ってしまいます。

私の現場での経験上、肩こりを訴える方の多くに共通して見られるのが、頭部前方位(Forward Head Posture)と胸椎後弯(いわゆる猫背)の組み合わせです。

頭部が前方に出た姿勢では、頭の重さ(約5〜6kg)が頸椎や肩甲帯の筋肉にかかる負荷を著しく増大させます。この状態が長時間続くことで、僧帽筋上部・肩甲挙筋・斜角筋といった筋肉が常に引っ張られ続けます。マッサージで一時的に緩めても、姿勢のエラーが変わっていなければ同じ筋肉に同じ負担がかかり続けるため、すぐに戻るのは当然の結果です。

呼吸のエラーが肩こりを作り続けている

見落とされがちですが、肩こりと呼吸は深くつながっています。

デスクワークや日常的なストレスにより、多くの方の呼吸は「浅い胸式呼吸」に偏ってしまっています。この状態では横隔膜がうまく機能せず、代わりに斜角筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋上部といった呼吸補助筋が酷使されます。

これらの筋肉はいずれも頸椎・肩甲帯に直接つながっています。つまり、毎回の呼吸のたびに肩まわりの筋肉が緊張を繰り返している状態です。1日に2万回以上行う呼吸のたびにこれが起きているとすれば、マッサージで緩めてもすぐに戻るのは理解できるはずです。

呼吸パターンを根本から変えなければ、肩こりは繰り返します。

胸椎(背中の上部)の硬さが首・肩への負担を集中させる

もう一つの重要な要因が、胸椎の可動性低下です。

背骨は頸椎(首)・胸椎(背中)・腰椎(腰)と連続した一本の柱です。本来、首・肩の動きは胸椎との協調によって成立しています。しかし猫背やデスクワークによって胸椎の動きが失われると、頸椎だけで動かそうとする代償が生じ、首・肩への負担が集中します。

胸椎の柔軟性と可動性が低下したまま首・肩だけをほぐしても、根本の連鎖は変わらないのです。

STRUCTではどう介入するか

STRUCTでは、鍼灸師とアスレティックトレーナーという2つの国家・専門資格の知見を活かし、特定のメソッドに依存しない「カスタマイズされたアプローチ」を提供します。

肩こりに対しても、肩だけを見るのではなく、呼吸・姿勢・動作パターン・神経系の4つの視点から評価と介入を行います。

まず「身体の状態」を正確に把握する評価から始める

STRUCTでは最初に時間をかけた評価を行います。

どこがつらいかだけでなく、「どんな姿勢のとき」「どんな動きのとき」「どんな状況のとき」に症状が出るのかを細かくヒアリングします。その上で、以下のような視点から身体の状態を確認します。

  • 頭部前方位と胸椎後弯の程度

  • 胸椎の伸展・回旋の可動域と左右差

  • 呼吸パターン(胸式呼吸優位か、横隔膜が機能しているか)

  • 肩甲骨の安定性(前鋸筋・僧帽筋下部が正しく機能しているか)

  • 首まわりの深層筋が働いているか

これらを評価することで、「なぜその肩が緊張しているのか」を身体全体の文脈で把握します。

原因を紐解く統合的プログラム

1. 器質的・局所的アプローチ(必要な場合のみ)

痛みや不快感が強く、運動に支障がある場合は、まず手技による局所への介入で身体の状態を整え、安全に運動できる土台を作ります。ただし、これはあくまで「運動療法を行うための準備」であり、目的ではありません。

2. 呼吸の再教育と胸郭の可動性回復

最初の優先事項は「呼吸の適正化」です。口呼吸・胸式呼吸から横隔膜を主体とした鼻呼吸に変えていきます。呼吸補助筋(斜角筋・胸鎖乳突筋・僧帽筋上部)への過剰な依存を解消することで、肩まわりの慢性的な緊張が根本から変わり始めます。

並行して、胸椎の伸展・回旋可動性の回復にも取り組みます。フォームローラーを用いた胸椎伸展や、スワンなどのエクササイズで上位胸椎の動きを引き出し、首・肩への代償的な負担を分散させます。

3. モーターコントロールと動作パターンの改善

呼吸と胸郭の基盤が整ったら、長年の癖で染み付いた動作パターンの修正に入ります。ピラティスやコレクティブエクササイズを中心に、肩甲骨の安定化・頸部深層筋の再教育を行います。

特に重要なのが肩甲骨を支える筋肉(前鋸筋・僧帽筋下部)の機能回復です。これらの筋肉が正しく働くことで、僧帽筋上部や肩甲挙筋が代償的に過活動する状態から抜け出せます。

4. 身体機能の強化と再発予防

動作パターンが改善し、安全に動ける土台ができたら、ストレングストレーニングへと移行します。デスクワーク中の姿勢制御能力を高め、負荷をかけた状態でもコントロールできる身体を作ることで、再発を徹底的に防ぎます。

STRUCTでは来店時のセッション以外にも、自宅で取り組んでいただくプログラムを作成します。日々の習慣そのものが根本改善につながるように、来店時以外もサポートいたします。

お客様の変化ストーリー:40代女性・会社員の場合

実際にSTRUCTに来られたお客様の事例をご紹介します。

ご来店時の状態

数年前から慢性的な肩こりと首の痛みが続き、月に数回マッサージに通っていました。施術後は楽になるものの、2〜3日で元に戻る繰り返し。在宅勤務が増えてからは頭痛まで出るようになり、「このまま一生こういう身体なのかも」と感じていたとのことでした。

評価時に確認すると、強い胸式呼吸優位のパターンがあり、肩まわりの呼吸補助筋が著しく過活動していました。また、胸椎の伸展可動性が大きく制限されており、肩甲骨が翼のように浮き上がる「翼状肩甲」の状態も見られました。

STRUCTでの介入

まず取り組んだのは呼吸の再教育です。口呼吸をやめて鼻呼吸に切り替え、横隔膜を使った呼吸を体で覚えていただきました。「深呼吸ってこういうことか」という感覚を最初のうちに体験していただいたことで、日常生活の中でも意識できるようになったとおっしゃっていました。

次のフェーズでは胸椎の可動性回復と肩甲骨の安定化に集中。ウォールスライドやプローンYTWなどのエクササイズを段階的に取り入れながら、首・肩まわりの代償パターンを少しずつ修正していきました。

数ヶ月後の変化

3ヶ月ほど経つころには、マッサージに行かなくても肩の状態を保てるようになりました。「以前はデスクワーク中に肩が徐々に上がってきて、気づいたらガチガチになっていた。今は自分で肩の位置に気づいて下げることができる」とおっしゃっていただきました。頭痛もほとんど出なくなり、仕事への集中力も高まったとのことです。

まとめと無料カウンセリングのご案内

記事のまとめ

マッサージを続けても肩こりが治らない理由は、「肩の筋肉をほぐしていないから」ではありません。本当の原因は、肩まわりの筋肉を緊張させ続けている呼吸・姿勢・動作パターンのエラーにあります。

根本から改善するためには、以下のアプローチが必要です。

1. 胸式呼吸から横隔膜呼吸へ変え、肩まわりの呼吸補助筋の過剰負担をなくす

2. 胸椎の可動性を回復させ、首・肩への代償的な負担を分散させる

3. 肩甲骨を正しく支える筋肉を再教育し、慢性的な過緊張状態から抜け出す

4. 負荷をかけた状態でも姿勢をコントロールできる身体を作り、再発を防ぐ

「症状が消えた」というゼロ地点への回復にとどまらず、マッサージに頼らなくても自分でコンディションを管理できる身体リテラシーをお渡しするのがSTRUCTのアプローチです。

まずは無料カウンセリングで、身体のお悩みを聞かせてください。

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参考文献

[1]: Jull, G., Falla, D., Vicenzino, B., & Hodges, P. W. (2009). The effect of therapeutic exercise on activation of the deep cervical flexor muscles in people with chronic neck pain. Manual Therapy, 14(6), 696–701. https://doi.org/10.1016/j.math.2009.05.004

[2]: Cleland, J. A., Childs, J. D., Fritz, J. M., Whitman, J. M., & Eberhart, S. L. (2007). Development of a clinical prediction rule for guiding treatment of a subgroup of patients with neck pain: Use of thoracic spine manipulation, exercise, and patient education. Physical Therapy, 87(1), 9–23. https://doi.org/10.2522/ptj.20060155

[3]: McConnell, A. (2011). Breathe strong, perform better. Human Kinetics.

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この記事を書いた人

狩野 宏多

STRUCT Conditioning 代表 / トレーナー

身体を整え、人生の質を高める。パーソナルトレーニング&コンディショニングで一人ひとりに最適なアプローチを提供。

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