「マッサージを受けた日は身体が軽い。でも、数日するとまた同じ場所がつらくなる」
こうした経験があっても、マッサージが無意味だったということではありません。身体に触れてもらうことで緊張が和らぎ、動きやすくなったり、リラックスできたりする方はいます。
一方で、マッサージを受けて一時的に楽になった状態と、その後の日常でも不調を繰り返しにくい状態は、同じではありません。
この記事では、マッサージを含む施術と運動の役割の違い、楽になっても痛みが戻るときに考えたいこと、STRUCTで行っている支援の流れをご説明します。
マッサージには、張りやこわばりを感じる場所へ働きかけ、身体を動かしやすくしたり、心身をリラックスさせたりする役割があります。
WHOの慢性腰痛ガイドラインでも、マッサージは運動やセルフケア教育などとともに、状態に応じて検討される選択肢の一つです。大切なのは、マッサージか運動かを二者択一にすることではなく、本人の状態に合わせて組み合わせることです。
では、なぜ一時的に楽になっても、また同じ場所がつらくなるのでしょうか。
それは、仕事中の姿勢、長時間の座位、睡眠、ストレス、身体の使い方、筋力や活動量など、日常でその場所へ負担をかける条件が変わっていない可能性があるからです。
マッサージの効果がなかったのではなく、施術が担う役割とは別に、見直す必要のある要素が残っていると考えると分かりやすいでしょう。
施術と運動は、どちらか一方が優れているものではありません。
張りやこわばりが強いときに、身体を動かしやすい状態へ近づける
自分だけでは緩めにくい場所へ働きかける
身体へ意識を向け、状態を確認するきっかけをつくる
運動に取り組むための準備をする
関節を動かせる範囲を少しずつ広げる
身体の使い方を練習する
日常生活に必要な筋力や持久力を養う
自分で身体を調整できる範囲を増やす
つらさが強い時期には施術の比重を増やし、動きやすくなったら運動を増やす、といった調整も考えられます。施術で一時的に楽になった時間を、身体の使い方や体力を変える機会につなげることが重要です。
ただし、痛みがあれば誰でもすぐ運動すべきという意味ではありません。安全性を確認し、その日の状態に合わせて負荷を選ぶ必要があります。
痛みやこりは、一つの要因だけで起きているとは限りません。次のような要素が重なっていることがあります。
同じ姿勢を続ける時間: デスクワークやスマートフォンなどで、同じ場所へ負担が集中していないか
姿勢と呼吸: 呼吸時に首や肩へ力が入りすぎていないか、身体を固めていないか
動作: 立つ、座る、歩く、物を持つときに、一部の関節や筋肉へ負担が偏っていないか
筋力と活動量: 日常生活の負荷に対して、身体の余力が足りているか
回復条件: 睡眠、食事、仕事量、ストレスなどが回復を妨げていないか
これらは、痛みの原因を診断するための項目ではありません。不調に関係する要因を整理し、何から見直すかを考えるための視点です。
肩こりについては、肩こりを繰り返すときに確認したい身体の要素で詳しく解説しています。
腰痛については、デスクワークで腰痛を繰り返す理由と運動の考え方をご覧ください。
痛みの中には、トレーニングや施術より先に医療機関で確認すべきものがあります。
転倒や事故のあとに急に強い痛みが出た
これまでにない強い痛み、または急速に悪化する痛みがある
手足のしびれ、力の入りにくさ、歩きにくさがある
発熱、強い倦怠感、原因の分からない体重減少などを伴う
排尿・排便の異常や、股の周囲の感覚低下がある
安静にしても強い痛みが続く
迷う場合も、まず医療機関へ相談してください。STRUCTでは診断を行わず、医療的な評価が必要と考えられる場合は、体験セッションより先に受診をおすすめします。
STRUCT Conditioningは医療機関ではなく、医師による診断や医療機関としての治療は行いません。
担当者の狩野は鍼灸師の国家資格を持ち、状態に応じて施術を行いますが、鍼灸師資格があることと、STRUCTが医療機関であることは同じではありません。
STRUCTで提供するのは、施術・運動・食事・睡眠・生活習慣支援です。
パーソナルトレーナー、整体、マッサージなどは、それぞれ提供範囲や得意分野が異なります。名称だけで良し悪しを決めるのではなく、自分の目的と相手の提供内容が合っているかを確認することが大切です。
無料カウンセリングは約40分のオンライン面談です。現在の悩み、目指したい状態、これまで試したこと、既往歴や運動上の注意点などを伺い、STRUCTで支援できる内容かを一緒に確認します。
無料カウンセリングでは、姿勢や動作などの身体評価は行いません。
身体評価は、その後の80分の体験セッションで行います。姿勢・呼吸・動作・感覚機能などを評価し、現在の状態と優先課題を整理します。そのうえで、トレーニングや施術を体験していただき、今後の進め方を口頭でご説明します。
現時点では、評価結果やロードマップをまとめた書面はお渡ししていません。
STRUCTでは、全員を同じメニューや期間に当てはめるのではなく、次の5段階を基本に支援内容を調整します。
無料カウンセリングで悩みと目標を伺い、STRUCTの提供内容が合うか、安全に体験セッションへ進めるかを確認します。
80分の体験セッションで姿勢・呼吸・動作・感覚機能などを評価し、状態と優先課題、最初に取り組むことを整理します。
不調に配慮しながら、状態に応じた施術と運動を行います。姿勢、呼吸、可動性、安定性、基礎動作を見直し、食事・睡眠・生活習慣も必要に応じて調整します。
動ける範囲が広がったら、筋力、持久力、活動量を少しずつ高めます。仕事、旅行、育児、趣味など、本人がやりたいことに使える余力へつなげます。
状態が安定したら、月2回、月1回、都度利用などへ頻度を調整します。仕事や生活、年齢による変化があったときに、再び相談できる「身体のかかりつけ」のような関係を目指します。
進む順番や期間、感じられる変化には個人差があります。すべての不調がなくなってから次へ進むのではなく、安全に進められる範囲で段階を並行する場合もあります。
前職時代に担当した、34歳の会社員の事例をご紹介します。
リモートワークをきっかけに体力が落ち、肩こりが強く、毎週120分のマッサージへ通わないと翌週の仕事を乗り切れないと感じていました。休日も昼まで寝て、回復に使うことが多かったそうです。
マッサージをやめることを目標にはせず、姿勢、呼吸、身体の使い方を一緒に確認し、日常でできる対処法と基礎体力づくりに取り組みました。
約3か月後には、自分の状態に合わせて対処できる場面が増え、忙しい時期にも身体の癖を踏まえて生活を工夫できるようになりました。ご本人は睡眠が深くなったと感じ、家族からも首のつらそうな様子が減ったと言われたそうです。
感じられる変化や必要な期間には個人差があり、同様の結果を保証するものではありません。
マッサージで一時的に楽になれることには、十分な価値があります。つらい状態を我慢し続ける必要はありません。
そのうえで、同じ不調を繰り返しているなら、施術だけを否定するのではなく、姿勢や呼吸、動作、筋力、睡眠、生活習慣など、ほかに関係する要素も整理してみてください。
施術で身体を整え、運動で動き方と体力を育て、日常生活で負担と回復のバランスを調整する。そうした組み合わせが、不調を繰り返しにくい状態を目指す一つの方法です。
まずは無料カウンセリングで、今のお悩みと目指したい状態をお聞かせください。身体評価は行わず、STRUCTで支援できることと、医療機関へ相談したほうがよいことを整理します。
サービスの料金は、料金・プランの最新ページでご確認いただけます。
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狩野 宏多|Kota Karino
STRUCT Conditioning代表トレーナー
鍼灸師 / 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー / NASM-PES
トレーニング・徒手療法・食事や睡眠など生活習慣指導を包括的に組み合わせたアプローチで、お客様の不調を改善するコンディショニングの専門家。慢性的な痛みや、疲れやすい、体力がないといったお悩みを解消しQOL(生活の質)を向上させます。
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この記事を書いた人
狩野 宏多|Kota Karino
STRUCT Conditioning代表トレーナー
鍼灸師 / 日本スポーツ協会公認アスレティックトレーナー / NASM-PES
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